英語コーパス

wide, broad, vast 意味と使い方

「広い」wide, broad, vast

英語を学習している皆さんはこの3つの「広い」という意味のニュアンスの違い、その違いによる共起語にも違いがあるというのはご存じでしょうか?

英語学習者をしている皆さんにお伝えしたいことは日本語に訳したときに同じ意味であっても全く同じ意味であるということはないということです。

特に中級者レベルの学習者にとって、上級者レベルの壁を超えるにはこのニュアンスの違いを理解できることが重要になってきます。

今回はこの「広い」のニュアンスの違い、共起語について書いていきます。


① "wide"

よく"wide variety of ~"、"wide range of ~"などのように使われる "wide"にはどのようなニュアンスや、共起語あるのでしょうか?

”wide”の意味

意味・・・ measuring a large distance from one side to the other
(片方からもう片方までの距離が長いこと=幅があること)

"wide"の共起語(名詞)

①range範囲
②variety種類
③array並んだもの
④spectrum連続体、範囲
⑤smile笑み

特に①~④は
① a wide range of 「広範囲の~」

② a wide variety of「多岐にわたる~」

③ a wide spectrum of「広範囲の~」

④ an wide array of「多種の~」

というような使われ方をする。

⑤ a wide smileは「万面の笑み」という意味

"wide"の共起語(副詞)

fairlyかなり
unusually以上に
barelyかろうじて

特に"barely"は"barely enough for ~ to do"の形が使われ、「~がdoするのにかろうじて十分幅広い」という意味になる。


②"broad"

ネイティブは"broad"をどのような意味でどの単語とよく利用しているのでしょうか。

"broad"の意味

意味・・・a road, river, or part of someone’s body etc that is broad is wide
(道路、河川、人の体の一部が広いこと)
※"wide"のほうがより一般的である。

"broad"の共起語(副詞)

range範囲
shoulders
daylight日光、日中
spectrum連続体、範囲
categories部門

"broad daylight"は「白昼」という意味。「白昼」とは「真昼、昼間」のこ。

"broad"の共起語(副詞)

prettyかなり
extremely極めて
fairlyかなり
sufficiently十分に



③"vast"

最後は"vast"ですがこいつは上の2つとはニュアンスが少々違うようだ。

"vast"の意味

意味・・・extremely large
(極めて大きい)→量や数などが大きい場合によく使われる。また、場所などが広い場合にもよく一緒に使われる。

"vast"の共起語(名詞)

①majority大部分、大多数
②amounts
③numbers
④quantities
⑤areas範囲

① the vast majority of「圧倒的大部分の~」

② vast amounts of 「膨大な量の~」

③ vast number of~「おびただしい数の~」

④ vast quantities of「大量の~」

⑤ vast areas of「広大な範囲の~」

などの表現としてよく使われる。


"vast"の共起語(名詞)

potentially潜在的に
unimaginably想像できないくらい

 

まとめ

① wideとbroadが同意語として用いられる場合にはwideのほうが一般的。

② "wide"は片側からもう片側までの幅の広さ

③ "broad"は道路、河川、人の体の一部が広いこと

④ "vast"は量や数が極めて多く、範囲が極めて大きいこと

 

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